購読とOA論文出版をセットにした転換(Read & Publish)契約をWileyとの間で2023年1月より開始しましたが、契約に含まれるOA出版枠を年間契約満了を待たず費消し、その後のOA出版申請は高額なAPCを負担できないため断念する結果となりました。また、Elsevierとの間で2024年4月からの転換契約導入について検討を進めていましたが、購読契約と転換契約の差額分の予算の確保が非常に困難な状況となりました。
そこで、WileyについてはOA出版枠費消後のAPCの原資確保すること、Elsevierについてはそれに加えて転換契約そのものの原資を確保することを目的として、転換契約によるOA出版に著者負担を導入することにいたしました。
先に掲げた目的のために必要十分な金額を試算し、Wiley, ElsevierともOA出版1件につき定額の著者負担を令和6年度より適用いたします。
なお、Cambridge Journalsについては引き続き著者負担なくOA出版可能といたします。
2024年4月1日(OA出版申請を図書館が受けた日を基準とします)
Wiley、Elsevierとの転換契約におけるOA出版枠使用対象となる学術誌
Wiley・・・ハイブリッドOA誌、フルOA誌
Elsevier・・・ハイブリッドOA誌 ※Cell PressやフルOA誌は対象外(割引あり)
著者負担額や具体的な事務手続きについては、「転換契約によるOA出版枠利用案内」(学内限定)を予めご確認ください。
図書情報課・図書資料担当